聖闘士星矢実写がやばい理由:80億円大作はなぜ爆死したのか

伝説の漫画がついにハリウッドで実写化——そんなニュースに胸を躍らせたファンは多かったはずです。ところが2023年4月に公開された『聖闘士星矢 The Beginning』は、公開直後から「やばい」「爆死」という言葉がSNSに飛び交う事態に。制作費約80億円を投じた大作に、いったい何が起きたのでしょうか?

期待と不安が入り混じった公開前夜

製作発表から実に6年越しの公開となった本作。主演は日本とアメリカのルーツを持つ俳優・新田真剣佑で、ハリウッド資本によるグローバル展開が期待されていました。一方で、予告映像が公開された段階から「星矢のイメージと違う」「聖衣(クロス)のデザインがダサい」「ストーリーが不安」といったネガティブな声が原作ファンの間で広がっていました。愛着が深い作品ほど、実写化へのハードルは高くなる——その典型例が、公開前から始まっていたのです。

原作ファンが感じた「これじゃない」感

実際に映画を観た原作ファンが口を揃えたのが、「聖闘士星矢の上辺だけをなぞった」という感想です。問題点として特に多く挙げられたのは以下の点でした。

  • 聖衣(クロス)のデザインが原作と大きく異なり、自動装着になるなど別物に改変
  • アテナのキャラクター造形が原作のイメージとかけ離れている
  • 好きなキャラクターや必殺技の見せ場が少なく、物語の進行が遅い
  • ハリウッドナイズされた脚本が、原作の「コスモス」の世界観を薄めている

車田正美の原作が持つ独自の美学——少年が宿命を背負い、命がけで戦う熱さ——が、エンタメ映画のフォーマットに押し込められることで失われてしまったという声が相次ぎました。

興行的な「爆死」という現実

批判はレビューにとどまらず、興行成績にも直撃しました。制作費約80億円(6,000万ドル)に対し、全世界の興行収入は制作費を大きく下回る結果に終わったと報じられています。日本国内での公開規模も限定的で、続編への期待も現時点では白紙の状態です。

それでも評価された部分もある

辛口の評価が多い中、アクション面については一定の評価が集まっています。『シャンチー』のアクション監督が担当した戦闘シーンの迫力、新田真剣佑の肉体的な仕上がり、VFXで表現された聖衣の質感など、映像表現においては見どころがあったという声もあります。「原作ファンではなく純粋なアクション映画として観れば楽しめた」という意見も少数ながら見られました。星矢以外のキャラクターが全員外国人だったことで、「原作の別バージョン」として割り切れたという感想も興味深い視点です。

日本の名作を海外で実写化するということ

『聖闘士星矢 The Beginning』の失敗は、日本のアニメ・漫画IPを海外で実写化することの難しさを改めて浮き彫りにしました。原作の世界観をどこまで守り、どこまでグローバル市場向けにアレンジするか——そのバランスをどう取るかが、今後の実写化プロジェクト全体に問いかけています。「ハリウッドは必ず台無しにする」という辛辣なコメントが多くのファンの共感を呼んだことも、決して無視できないメッセージです。


あなたは実写版『聖闘士星矢』を観ましたか?「やばい」と感じた部分、逆に評価できた部分があればぜひコメントで教えてください。日本の名作を実写化するうえで、何が最も大切だと思いますか?

聖闘士星矢実写から見えてくること

  • 制作費80億円を投じながら興行的に大コケし、「爆死」と呼ばれる結果に終わった
  • 聖衣のデザイン変更、原作キャラとのギャップ、薄いコスモ描写がファンの不満を呼んだ
  • アクションと映像技術には一定の評価があり、全否定ではない複雑な作品評価が残った
  • 日本のIPをハリウッドで実写化することの難しさを、業界に改めて突きつけた一作となった

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